「南極物語のタロ・ジロを見たい」
オットが言い出し、今年の夏は北海道・稚内へ。
羽田発(10:30)→
稚内着(12:20)
国境の街、稚内に到着。
アイヌ語でヤム・ワッカ・ナイ(冷たい・水の・沢)です。
天気は曇り。
路線バスで稚内駅へ向かう。
窓から見える海は白波が立っている。
時化で今日の礼文島・利尻島へ向かうフェリーは欠航しているという。
明日は礼文島へ渡る予定。
大丈夫かなぁ。
今日は定期観光バスで市内観光。
バスを降りる度、寒さが身にしみる。
厚手の長そでに着替え、マフラーを巻く。
通りを歩く小学生は半袖だ。
慣れてるのかな。
北防波堤道路
稚内公園
開基百年記念塔
稚内がどんなところか、まるっとわかる。
その昔、宗谷から間宮林蔵と松田伝十郎が樺太へ渡り
樺太が島であることを確認する。
ここからロシアや清国の動きを見ていたのだそう。
津軽藩・会津藩による北方の警備、アイヌとの交易などなど。
展望室からは晴れていれば、サハリンが見える。
ぎゃーっ!
タロ・ジロが訓練を受けた訓練所があった丘。
その他にも樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑である氷雪の門
九人の乙女の像は「みなさん、これが最後です」の言葉を残し、
九人の乙女が自決した真岡郵便電信局事件の慰霊碑。
東京にいると感じないけど、
ロシアはこんなに近い。
宗谷岬へ向かう。
声問川は鮭が遡上してくる川。
川にいる鮭を釣ってはいけないけど、
海にいる鮭は釣っても良いそうで
河口付近で竿を立てている人がちらほら見える。
この辺りではいくらは買うものではなく貰うものだそう。
熊笹が生い茂る世界遺産・宗谷丘陵を通って宗谷岬へ。
サハリンが見える。
祈りの塔・大韓航空機撃墜事件の慰霊塔
平和の碑・慰霊碑
平和の鐘を打つオット。
寒っみー!!!
最北の売店に入り、
ホッケのすり身が入ったすり身汁で温まる。
ここが最北。
野良シカ。
襲ってくることはないそうで、
歩道を歩いている。
ノシャップ岬へ。
ガイドさん、4時間しゃべり通し。
最初は早口と思ったけれど、
早口じゃないとしゃべりきれないのかもしれない。
防雪シャッターや家の造りの話。
ローソンやセブンイレブンは無くて
ご当地コンビニ○○の話。
観光だけじゃなく、地元ネタをいろいろ聞けて楽しかった。
夕食は副港市場にあるロシア料理の「ペチカ」
雰囲気は街のラーメン屋と変わらない。
料理もものすごく速く出てくる。
本に出てくるシャシリクがどんなものか、
とても楽しみ。
こんなの。
味はうまい。とてもおいしい。また来たい。
今日の宿泊は稚内グランドホテル。
部屋がタバコ臭い。
ボイラーの音と非常階段で話し声が響いて
寝付けない。
昔はこんなホテルばかりだったなぁ。
明日は4時半起床だし今夜はこのまま・・・zzz。